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君の街まで
作詞 小石川 まぐろ
雨は上がって午後8時
さび付いた自転車に乗って
君の街まで僕は走る
日の光が昇る前に君に会えるかな?

風に吹かれて午後10時
距離ではたいしたこともないけど
会いたい気持ちが重くて
ずいぶん遠くまで来ているようだな

ああ、流れる汗も心地いい
ああ、足の重さも心地いい
早く会いたい君はどんな顔して僕を迎える?

坂道を駆け上り
既に呼吸も荒いけど
ペダル漕ぐ足に力入る
疲れなんて消えてしまうよ

雨に打たれて午前2時
天気予報は外れたな
身体も芯から冷えているけど
もう後戻り出来ない距離なんだよな

ああ、風邪を引いてもかまわない
ああ、張り付いた服も気にならない
あといくつの街を越えれば君の街に着くだろうか?

もう少しあと少し
何回も心で唱えるけど
ペダル漕ぐ足緩めない
すでに満身創痍なんだけど

随分バカなことをしているな
でも君を驚かせられるなら
遠く遠い街からのこの旅
君を驚かせる自転車の旅

日が昇ってあと少しだ
ほんと長い道のりだったな
この坂を越えたらほら
君が待っているあの街だ

さあ着いた君がいる
「バカじゃないの」と君は笑う
そうバカだよそれでもいい
驚く顔が見れたから

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公開日 2016/02/16
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コメント 自分がもし遠くに住む恋人が出来たらしてみたいことを詩にしてみました
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