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感情
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作詞 つだけんと |
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陽が昇らぬ朝は夜と一緒だと
瞬きの最中 歌う人がいる
火が照らさぬ道は沼と一緒だと
瞬きの最中 叫ぶ人がいる
そうだとしても 僕ら
起きて歩いて 生きていくでしょう
そこに足りないものは
あなたの熱情で
あなたの激情で
要するにあなたの感情です
光らない星は黒と等しいと
流れる星に唱える 少女がいる
咲かぬ花は石と等しいと
寒空の駅前 歌う男がいる
そうだとしても 僕ら
光ろうと咲こうと 足掻くのでしょう
そこに有り余るものは
あなたの憤りで
あなたの焦燥で
要するにあなたの感情です
街が過ぎ行き 人が過ぎ行き
蝋燭の火はしょぼくれていくばかり
焦りとロウだけが積み重なっていく
そのくせ薄っぺらいこの日々に
まだ幼き夢がチラついている
そうだとしても 僕ら
もがいて苦しんで 生きていくでしょう
そこにあるべきものは
あなたの鼓動で
あなたの夢で
要するにあなた自身です
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