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常闇に願いを
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作詞 榻の端書 |
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交わした約束なんて
ひとつもない
だから もう
ためらわず
行けばいい
あなたを今でも
ここに
縛る術になるのなら
約束でも
交わしておけば
よかった?
痛みはない
肌のうえにはもう
こころだけが
引き裂かれたみたいで
叫んだ
常闇のなか
すべての光は
あなたが奪っていった
この瞳は
まるでガラス玉
なのに なぜ
泣くの?
頬を濡らすのは
雨だけでいい
折れた傘
差して歩くから
愛したいの?
愛されたいの?
ふたりでいるのだから
愛し合いたいと
思ってはいけないの?
星がはぐれ
流れ落ちても尚
願い事
何度も
なんて強欲
目を閉じて
息を止めて
堕ちてゆけ
底のない悪夢
そのさきにあるのは
現実でしかないのだから
風に舞って
消えて
思い出が輝くと
未来を
見失ってしまいそう
何を
犠牲にしたのだろう?
わたし?
あなた?
それとも
答えはいらない
はじめから
何も きっと
始まってはいなかった
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