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木蓮
作詞 RYU
古い日記を捲り 思い出を探し続けてる
手に溢れてく涙が あの日の雨みたいで
黄色いシャツの襟に染みついた
君の部屋の匂いは 風に運ばれる砂埃が優しく拭ってく

木蓮の花が咲き綴る道に 残した足跡も
君と一緒に見てた空 滲んだ雲の小さな隙間も

離れ離れ もう二度と戻れない かすかな声すら聞こえないよ
君の隣にいた頃の 懐かしい風を受け僕だけが
今日も この道に 花を咲かせてる 記憶という儚き苗に


雨降りの時計台 同じ柄を持った二人
蕾んでいく愛のように肩を抱き寄せながら

気づけない悲しみは 何よりも深いと知っていた
凍える瞳に映した 雨粒に隠れていく涙も

巡り逢えたのが君だったから 永遠を感じていた
冬を越えて 心に吹く風が ここにいる意味を教えてくれる
だからまだ忘れられなくて

巡り逢うたび感じる運命に 人は愛を求める
この日記の終わりには まだ君が笑ってる気がして
この空に君を探してる 記憶という儚き苗に
水を上げて 思い出という優しい水を


空色の風に流され 散っていく花びらは
悲しみも一緒に 連れていくよ 僕の大好きな場所まで

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2014/09/26
ジャンル
カテゴリ 紊掩
コメント 大事に育てた愛の花は簡単には枯れてくれないものです。
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