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木蓮
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作詞 RYU |
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古い日記を捲り 思い出を探し続けてる
手に溢れてく涙が あの日の雨みたいで
黄色いシャツの襟に染みついた
君の部屋の匂いは 風に運ばれる砂埃が優しく拭ってく
木蓮の花が咲き綴る道に 残した足跡も
君と一緒に見てた空 滲んだ雲の小さな隙間も
離れ離れ もう二度と戻れない かすかな声すら聞こえないよ
君の隣にいた頃の 懐かしい風を受け僕だけが
今日も この道に 花を咲かせてる 記憶という儚き苗に
雨降りの時計台 同じ柄を持った二人
蕾んでいく愛のように肩を抱き寄せながら
気づけない悲しみは 何よりも深いと知っていた
凍える瞳に映した 雨粒に隠れていく涙も
巡り逢えたのが君だったから 永遠を感じていた
冬を越えて 心に吹く風が ここにいる意味を教えてくれる
だからまだ忘れられなくて
巡り逢うたび感じる運命に 人は愛を求める
この日記の終わりには まだ君が笑ってる気がして
この空に君を探してる 記憶という儚き苗に
水を上げて 思い出という優しい水を
空色の風に流され 散っていく花びらは
悲しみも一緒に 連れていくよ 僕の大好きな場所まで
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