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来雪のたより
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作詞 くろちゃん |
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ストーブの上のヤカンが
湯気を噴いて知らせます
くもる窓ガラスなぞれば
舞い始めたばかりの粉雪
雪は雪でもあなた住む街
行きの電車はもうないの
今年もまた届きます
遠くの山から順番に
白い手紙にそえられた
冷たい北からのたより
北は北でも舞い降りて来た
初雪につのる想い
街路樹の枯れ葉はいつか
どこかへと飛ばされて
街は色のない季節から
白ひといろに染まり
白は白でも恋をしろって
もうひとりのわたしが言う
なまり色の空に舞う
冷たいだけの花びら
できることなら今すぐ
愛する人のもとへ
愛は愛でも会いたいだけじゃ
いつまでたってもかなわない
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