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ふたりの余白
作詞 くろちゃん
漁り火ゆれる暗い海を
見つめながら時は流れて

砂浜黄昏はしゃいでたのに
この旅の答えを待つだけ

 わかってた気づいてた
 わたしの想い空回り

灯台うるむ岬の果てを
暗くした部屋の窓辺から

 わかってた気づいてた
 あなたの冷めてゆく心

 部屋に置かれた旅ノートには
 たくさんの恋人たちの
 楽しい言葉が綴られて
 最後の一枚この旅で
 終わるのね ふたりの余白

海鳴り震える心のひだを
押さえ切れないまま朝に

 わかってた気づいてた
 お互いの心分ける海風

 部屋に置かれた旅ノートにも
 白々と明けるカーテン越しの
 開けた窓ひとすじ吹く風が
 めくるページの何処にもない
 残された ふたりの余白

 めくるページの何処にもない
 残された ふたりの余白

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公開日 2017/09/13
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コメント サヨナラの言葉を書く余白さえないほど、冷めてしまった心…。
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