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黄昏ネオン
作詞 くろちゃん
ああ 昭和の古き良き時代に
想いを馳せて寂れたアーケード
商店街をぶらぶら歩いてみた
VANのトレーナー肩にかけて

あの頃は何もわからずに通った
公園通りの坂の上にある
真っ暗なジャズ喫茶は今もまだ
昔のままブルーノート流してる

セブンスターにマッチをかざし
吸い込む思い出が頭を巡る
初めて吸ったあの日に帰れば
新しいマスターが珈琲を運ぶ

  灯りはじめた黄色いネオンが
  沈んだ夕陽の代わりににじむ
  暮れかけの街に想いを募らせ
  なんにもなかったあの時代に

路地裏のレコード屋の店先からは
百恵ちゃんの歌声が流れていた
ポスターほしくて買ったLPは
何度も何度も繰り返し聴いたな

  灯りはじめた赤いネオンが
  街を大人びた色に変えて
  胸ん中のおさなごころさえ
  少しだけおんなじ色になった

いつも仲間と待ち合わせてた
はずれの洋食喫茶はもう無くて
ゲームへたくそな自分はいつでも
100円玉使い果たしたっけ

  灯りはじめたピンクのネオンが
  怪しげな夜の街に誘うけれど
  活気あふれる人たちの群れは
  今より楽しそうだったよな

  灯りつづけたとりどりのネオンが
  消えてからもうどれくらいたつだろう
  野良猫とカラスがのさばる街よ
  それでも夕焼けは今日も奇麗だ

  それでも夕焼けは今日も奇麗だ
  それでも夕焼けは今日も奇麗だ

  

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公開日 2014/09/26
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