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黄昏ネオン
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作詞 くろちゃん |
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ああ 昭和の古き良き時代に
想いを馳せて寂れたアーケード
商店街をぶらぶら歩いてみた
VANのトレーナー肩にかけて
あの頃は何もわからずに通った
公園通りの坂の上にある
真っ暗なジャズ喫茶は今もまだ
昔のままブルーノート流してる
セブンスターにマッチをかざし
吸い込む思い出が頭を巡る
初めて吸ったあの日に帰れば
新しいマスターが珈琲を運ぶ
灯りはじめた黄色いネオンが
沈んだ夕陽の代わりににじむ
暮れかけの街に想いを募らせ
なんにもなかったあの時代に
路地裏のレコード屋の店先からは
百恵ちゃんの歌声が流れていた
ポスターほしくて買ったLPは
何度も何度も繰り返し聴いたな
灯りはじめた赤いネオンが
街を大人びた色に変えて
胸ん中のおさなごころさえ
少しだけおんなじ色になった
いつも仲間と待ち合わせてた
はずれの洋食喫茶はもう無くて
ゲームへたくそな自分はいつでも
100円玉使い果たしたっけ
灯りはじめたピンクのネオンが
怪しげな夜の街に誘うけれど
活気あふれる人たちの群れは
今より楽しそうだったよな
灯りつづけたとりどりのネオンが
消えてからもうどれくらいたつだろう
野良猫とカラスがのさばる街よ
それでも夕焼けは今日も奇麗だ
それでも夕焼けは今日も奇麗だ
それでも夕焼けは今日も奇麗だ
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