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ロールプレイングの人々
作詞 花を咥えた犬
いつもと違う 有り触れた夜は 少しだけ寒かった
規則正しく 街の人たちは 同じこと繰り返した

街の外れにライラックの咲く丘 かつては君もいた
忘れたくない物が多すぎて ちょっと臆病になった

もしも今が今よりも ずっと優しくて温かかったら
迷うことなくその手を取ることが出来たのかな なんて
君に言ったら怒るだろうな あの日とそっくりな顔で

どんな汚れた世界でも どちらかが消える未来でも
勇者と呼ばれたかったんだ せめて君だけには
そんな不自由な世界でも また出会うことが出来たなら
本当はそれだけでいいんだ それが最後だとしても

じゃあねバイバイ 誰もいないけど そう言って手を振った
広すぎる世界 返ってこない声 昨日の出来事のよう

それでも今日 僕は行かなくちゃ 名もない物を背負うんだ
同じ歩幅では 縮まらない距離 少し早足になりながら

もしも今が過去からの 連なりだったら今も過去になる
だけどまだ見ぬ未来が その先にあると誰かが言った
その先は眩しすぎてさ 見ようとしても見えないんだと

どんな汚れた世界でも どちらかが消える未来でも
勇者と呼ばれたかったんだ せめて君だけには
だから一人きりの旅路でも まだ歩くことが出来るから
大きな剣だって振るえるよ 呪文だって覚えたよ


まだまだ僕らが子供だった頃の話
裏通りから続く この森で待ち合わせ
ツノの生えた秘密の友だち
ただの木の棒 暗くなるまでの冒険ごっこ
不安に飲み込まれそうな薄闇も
空が割れるような出来事も
想像してたより あっという間で
序章と呼ぶには物足りなくて


もしも今が今よりも ずっと優しくて温かかったら
迷うことなくその手を取ることが出来たのかな なんて
君に言ったら怒るだろうな そんなことは分かってる

だけどあの日の別れ際 ここで君の名を呼べてたら
もう少しだけ違う未来が待ってたのかな なんて
誰に言うつもりもないけど 繰り返してみるんだ

どんな汚れた世界でも どちらかが消える未来でも
たとえ勇者と呼ばれなくとも 違うシナリオを
こんな不自由な世界でも また出会うことが出来たんだ
もはや勇者と呼ばれないけど それも構わないよ

なにも出来ない僕だけど 世界を救えない僕だけど
だから見慣れた景色から 掴みたいものだけを
どっち付かずの世界でも 誰かと選んだ答えなら
ここはきっともう 名前を呼び合う場面だから

勇者でも魔王でもない 耳に馴染んだ名前を
あの森から続く ただの序章を もう一度だけ

勇者でも魔王でもない 君と教わった沢山を
抱えたまま続く ただの序章は まだ終わってない

始まってもいない

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公開日 2014/06/01
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コメント 『Story Factory』#02
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