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隙間風
作詞 やぐもなつ
窓の隙間から忍び寄る風をたぐり寄せてみたら
遠くの街並みの匂いが写り込んできた午後の日々
人気のない通りを通るあなたを見たような
水たまりがあなたを濡らしている

薄く光る光線があなたを照らしだすためだけの
今はもう見失いそうなの あなたとひとつになっていたいから

さよなら言わず手を振る 空気のように触れてみた
さよなら言わず横を向く 遠くのほうを過ぎていく

そばにある限りなく細い街路樹の向こうから
見えるはずのない虚ろな瞳がならんでいる夕時に
鳴り止んだベルが落ち着きを取り戻すための
景色たちがあなたを滲ませている

想いを乗せた鳥たちが あなたへ流れ着くためだけの
今はもう始まりなんだよ 終わりは過ぎて行ってしまったから

さよなら言わず手を振る 空気のように触れてみた
さよなら言わず横を向く 遠くのほうを過ぎていく

さよなら言わず手を振る 空気のように触れてみた
さよなら言わず横を向く 遠くのほうを過ぎていく

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公開日 2014/03/05
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コメント 良い風が吹いていたので書いてみました。
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