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冬空の下 - lonely sky -
作詞 PRPR
「冬に入って今日で八日目。」
過ぎ去った日を手袋の中 指折り数えてポツリ呟く
しんしんと降り積もる 白い小さな輝きたちを
両掌で掬い上げ 溢れ出す涙で虚しく溶かした

「哀」の雫が流れ出る 頬を伝っても拭えない
見上げた空は僕と同じ真っ黒で
哀しく悲しく泣いているのに 流れる雫は何故美しい―?
淋しい寂しい一人でいるのは 流れる星よ何処へ行く―?

「どうして時間は戻らないの?」と変わるはずない理屈を吠えて
神に 仏に 空の向こうに掌合わせて
冬空の下 ただ祈り続けた

「初雪が止んで今日で十日目。」
待ちどうしかった毎日を 思い耽てる1人佇み
ちらほらと隅にある 少し濁った輝きたちを
あの日に戻りたい一心で 荒々しく掬い上げポケットの中突っ込んだ

「愛」の想いを伝えたい もう1度だけでも伝えたい
振り返る頃には もう何にも無くて
苦しい苦しい毎日の日が 過ぎ行く日々は何故止まらない―?
燃えない消えないいつかの記憶 思い出たちよ何処へ向かうの―?

「どうして時間は戻らないの?」と変わるはずない理屈を吠えて
神に 仏に 空の向こうに掌合わせて
冬空の下 ただ祈り続けた

寂しくなった僕の右側 街は賑わう恋人の輪
あふれる涙と こぼれてる笑顔
目の前霞み潤む僕を 優しく街灯が包んでく
初めて気付いた別れの法則
『恋の終わり=呆気ないもの』

「どこまで時間は進んで行くの?」と 涙の枯れたその身で尋ねて
「時よ、時よ、時よ戻れ…」と掌合わせて
冬空の下 ただ願い続けた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2014/02/09
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