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ココロノ怪我 【改良版】
作詞 白い桜
いつからか今日を必死になる
誰の目にも触れられないように
あからさまに場を凍てつかせる
…あの日々は何だったのだろう

身体に傷を 負わせた方が
絶対的な悪になるのなら
これは一体 何なのだろう
随分タチの悪いイタズラね

ここにいる事
それは紛れもない事実だけど
ここにいるのは
本当に私の全体なの?

小さな歪みの 奥から響く
誘(いざな)いの声は真実ですか
醜い笑いが 光景となる
静寂の亀裂に鼓動の音(ね)が染み込む


信じたい景色が見当たらず
たわいない事実が囃される
この広い世界のこの場所に
暗黙の規則が忍び寄る

枯れ葉を踏んで 音を楽しむ
季節は必ず次を迎える
実りの命 地に誘われる
大きく育つその日を夢見て

空の青さと
この地の青が同じならいいと
何度傷付け
何度恋焦がれていたのだろう

気付かないフリの 限界を知る
震えて動かせない手が悟る
二律背反の 囁きをきく
正解なんて私にも分からないけど


生き物の性に 逆らうのなら
私は大空へと羽ばたこう
屍の性に 逆らうのなら
私は地中の深くに眠りにつこう


自身に呑まれた 自分自身は
知らない事を知っていると言う
自身に課した この決断は
全ての血液が枯れた末路なのだろう

張り詰める想い 哀しみの青
私はもう全てを知っている
この身体が今 詞を謳う
私は何もかもを知らなかったのだと…



   〜fin〜

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公開日 2015/07/21
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カテゴリ 篋堺┤
コメント 気付いた頃には遅すぎた
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