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月の宴
作詞 Mi-Ri
動き始めた浮舟があたしの中を流れていく
変わり始めた色彩があなたの上に募っていく
ひとつ ひとつ また

蒼き光に照らされた微かな夢を頼りにして
永い夜中の影を棄て 静かな水に手を伸ばす
きらきらこぼれる星の砂

月の杯を手にしたら 今は流れる時を止めよう
日々の空白を埋めたなら ここは鎮まる時を告げよう
瞳を閉じて 耳を澄まして ほら聞こえる
月夜の宴 もう始まってる 行こう

響き続けた月唄はあたしを闇へ連れて行く
光り続けた灯火に生命の終わり 告げていく
ひらり ひらり また

高き理想に疲れ果て 確かな現在(いま)はもう消えよう
遠き明日を願えども 去り行く想い追いつけず
さらさらほどけるのびる道

夢の杯を手にしたら ここにあたしは生きよう
ここの限界は消えたから 眠る記憶を還そう
想いを寄せて 風に尋ねて ほら伝わる
終わらぬ宴 もう決めたから 行こう

きらきら きらきら… きらきら きらきら…
きらきら揺らめく月の声

月の杯を手にしたら すでに流れる時は朽ちよう
日々の空白を棄てたなら ここは果てない明日と名づけよう
瞳を開けて 声を留めて ほら広がる
月夜の記憶 もう揺るがない 行こう
月夜の宴 もう変わらない 行こう

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2013/05/29
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コメント 「死後の世界はもしかしたら宴のようなものが行われているのではないか」という想像からできました。
死ぬときの感覚を描いてみました。
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