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君のいた夏
作詞 工工声
八月夏休み君と 
小指結んで 指切りをして  
触れた肌に照れ笑い少し

約束交わしてお別れ 
花火みたいに 鮮やかに咲き
儚く散る片想い少し 遺して

大人になっても 君は夏の思い出

神社の隅でおみくじ開けて 君の隣の枝に結んで
社の下で秘密の会話 誰か来るまで延々してた ずっと

六年後のこの場所でまた 君と会えたらあの約束の
続き聞かせて昔みたいに 打ち上げ花火鳴り終わるまで ずっと

八月夏休み君と 
小指結んで 指切りをして  
触れた肌に照れ笑い少し

約束交わしてお別れ 
花火みたいに 鮮やかに咲き
儚く散る片想い少し 遺して

大人になっても 君は夏の思い出

草の匂いが風に誘われ 蝉の時雨に声かき消され
夕立の下雨宿りして 近くにいても遠く感じた ずっと

縮むことない君との距離に 不安隠せずうつむく私
風鈴の音が相槌をした 今も小指を優しく抱くの ずっと

八月夏祭り君と 
内緒の話 宝物だね
花火上がり薄明かりの中

二人で合言葉決めて 
告白をして 笑ってみせて
頭を撫で誤魔化したままで 私は

大人になっても 君は夏の思い出

宵闇灯り舞う蛍
祭り囃しの 音色背にして
浴衣の袖泳ぐ君見てた

くすぐる恋心火照り
髪紐解き 振り返っても
そこにいない君の想い、姿 幻

大人になっても 君は夏の思い出

るるる るるる るるる

八月夏休み君と 
小指結んで 指切りをして  
触れた肌に照れ笑い少し

約束交わしてお別れ 
花火みたいに 鮮やかに咲き
儚く散る片想い少し 遺して

大人になっても 君は夏の思い出

八月夏の夢君と 
描く未来は 金魚の様に
追いかければ逃げていくばかり

黄昏帰り道一人 
君を想って 腕を掴んだ
影法師は落日とともに 消えた

大人になっても 君は夏の思い出

八月がまた一つ終わる
私の夏と 君の夏とじゃ
違う夏を行き来するみたい

何年経っても君と 
結んだ小指 交わす指切り
約束した夏を忘れない

あの時この場所でお別れ 
君の返事は わっかていても
ちゃんと聞くよ「ねぇ、ここにいるよ」 私は

大人になっても 君を待つわこの場所で

大人になっても 君は夏の思い出

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公開日 2012/07/16
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コメント ♯137。以前の作品。引き継ぐという意味で、以前のものを少し掲載して、次作へと臨む。
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