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作詞 ゆず*
細い指一本 紅い唇の前に立て
いたずらな笑顔を見せる


青い空 退屈な道 のんびり歩く僕の背中を
軽くたたき通り抜ける
真っ白なシャツ 白い腕 鼻に残る甘い香り
振り返っていつもの笑顔を見せる

教室でも 廊下でも
どこでも君を見つけられる
いつだって その笑顔の先に
あいつの姿があったって

こっそりそのかばんに かわいくないマスコットをつける
知ってる それ この前買ったやつだよね
あいつに笑われてたもんな
ふと目が合った 覗き込むように
細い指一歩 紅い唇の前に立て
いたずらな笑顔を見せる


黄色のひまわり 背伸びして 嬉しそうに見上げてる
ちいさなちいさなその体
高く伸びた緑の茎 大きな花 あいつに似てるね
振り返って照れたように笑顔を見せる

晴れた日も 雨の日も
いつでも君を見つけられる
いつだって その笑顔の先で
あいつも笑っていたって

ひっそり廊下の陰に 隠れて様子をうかがっている
その先に そう 歩いてくるあいつの姿
今か今かと待ちわびてる
ふと目が合った もう一歩引っこんで
細い指一歩 紅い唇の前に立て
いたずらな笑顔を見せる


君を見る あいつがいる
一方通行だと思ってる?
いつだって あいつの視線は
君を追っているんだって

とってもちいさな君の 幸せを願ってる、嘘じゃない
それならば そう これも言ってあげるべきだよな
今日こそって思っては飲み込む
ふと目が合った 心臓がぐっとしまる
震えた指一本 噛みしめた口の前に立て
大きく笑顔を作るんだ

首をかしげ 少し茶色の目を細め
君はまたあの笑顔を見せる

僕の気持ち あいつの気持ち
閉じ込めた指一本 鏡の前ゆっくり口に添えて
あの笑顔を真似てみる

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公開日 2012/09/01
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コメント 淡い思い出。学生時代を思い出すかなー。
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