|
 |
|
余興
|
| 作詞 ラストrain |
|
ここには何もない
空一面に広がった星もここじゃ見えない
もちろん君もいない
遠い空の下僕の産まれた田舎町では
そろそろ祭り囃子が聞こえてくる
冷たいビルに囲まれてただただ頭だけを下げる毎日
そんな日々が約3600日（10年）
初夏の匂いに誘われて
遠い昔の自分がやって来る
今と昔で何が違うと尋ねる
違うことが多すぎて答えにつまずく僕がいる
顔を上げれば目の前にはいつも冷たいビル群
虫の声すら聞こえない
顔を下げればアスファルト
蒲公英の形も忘れたよ
失敗なんて頭の片隅にもなかった
成功の二文字が僕をここまで連れてきた
でも現実はギャップだらけで嫌気がさすよ
涙なんてもう枯れたよ
いつのまにか僕の両目から涙は消えた
ここから落ちれば楽になる
そんなこと毎日考えている
夏の蝉時雨が開演の知らせ
いつか誰かにカッコつけて言った
夏の思い出
汚い部屋を掃除するのには箒と雑巾
汚い僕を掃除するのは何？
いつも下らないこと考えている僕がいる
掃除の途中にごみの中から出てきたのは一枚の写真
夏の思い出がそこには詰まっていた
だけどもうそこにいる僕はいない
いつまでも戦えた僕がそこにはいた
あの日と違うのは何？
いつかの僕が囁いた
たったの3000と600日で何が変わった？
砕けた心がそこにあるなら
またくっつければいいだろう
忘れた思い出があるなら
思い出の地に行けばいいだろう
あの日の景色が頭の隅から出てくる
まだまだ戦える
たった3000と600日のブランクに
負けるはずがない俺はあの日の勇者
いざ構える
ファイティングポーズ
夏の蝉時雨が開始のゴング
無敗神話は今から始まる
遠い空から聞こえた気がした
祭り囃子の音色
|
|
|
