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君のペンキ
作詞 ainan
 青いキャンバスに
 薄い橙の絵の具が跳ねる
 遠い、いつか
 二人は この空の下で笑ってた
 そして、今は
 独りで 悲しく切なく笑ってる

 君は こんなあたしを知ってるの?
 涼しいトンネルの中
 夕方の光が 眩しく至る所で乱射して
 長い線路を照らす
 落書きだらけのトンネル あたしの心の内側もそう

 君が残した跡は そう簡単には消えない

 だから 最後に教えて
 この黒いペンキも赤いペンキも
 全部 塗りつぶすから
 どの色のペンキで塗りつぶそうか?
 君が決めていいよ
 ラストシーンでさえ 誰の色でもない
 君の色で終わらせるんだ


 白いキャンバスに
 誰も知らない未来を描く
 遠い、いつか
 あたしは この空を忘れる きっと
 だから、今は
 独りで 体育座りで眺めてよう

 君は こんなあたしを覚えてるの?
 涼しいトンネルの中
 太陽は光を 眩しく至る所に反射させ
 サヨナラは寂しいと
 やけに臆病な言葉を あたしに小声で言ってくれれば

 君が残した跡も あぁ…幸せになれたかな…


 何処かで また逢おうね
 線路が本当に何処までも続くなら
 きっと きっと
 願いを叶えさせてくれる神様にも 逢えるだろう


 だから 最後に教えて
 この黒いペンキも赤いペンキも
 全部 塗りつぶすから
 どの色のペンキで塗りつぶそうか?
 君が決めていいよ
 ラストシーンでさえ 誰の色でもない
 君の色で終わらせるんだ

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公開日 2012/03/06
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コメント 線路脇のトンネルで、簡単には忘れられない人のことを想い、その人との別れを悲しんでいる少女の詩です。
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