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あの扉の向こう側
作詞 BREMEN
駅前の三角帽子 オルゴールの下で
いつも君と待ち合わせた
決まって午後五時 オルゴールが鳴る頃
僕らは手もつなげないまま

制服のボタンが外れかかった袖口
あと少しなのに買い換えた新しいバック
僕らの青春ももうすぐ終わる

栗色の電車がやってきて 僕らの会話がそっと途切れた
借りたままのノート 言うはずだった言葉
明日渡さなきゃいけないのになあ
急行列車の扉が閉まれば 明日まで君の声は聞こえない
できるだけ近くに もっと近くにいたいのに ベルは鳴った


殻だけ大人になった 中身のない人
いつしか僕がなっていた
惰性で過ごす日々に 焦燥もしなくなったのも
あの日を取り返せないからか

ベルが鳴る寸前に開きかかった唇
もう少しも鳴らない あの頃の携帯電話
僕の青春はあの扉の向こう側

栗色の電車がやってきて 僕らの手はそっと離れた
借り物の言葉 言う気もなかったサヨナラ
どうして心は止めなかったんだろう
急行列車の扉が閉まれば もう二度と君の声は聞こえないんだと
あの時知っていれば もっと近くにいたいのに ベルは鳴った

駅前の三角帽子 オルゴールの下で
いつも君と待ち合わせた
決まって午後五時 オルゴールが鳴る頃
僕らは手もつなげないまま
ただ二人、頬を赤らめたまま 

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2013/08/06
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コメント 地元の近くの駅が舞台。
駅前にオルゴールがあるのですが、その場所をイメージして作りました。
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