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さよなら、カントレイル
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作詞 安島雪子 |
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さよなら
ずっと言わないでおこう たとえ 独り言だとしても
きっぱり きっちり 言えるような口を持っていたとしても
さよなら
言う前に言われてしまうのかな それは 独り言のように
やっぱり さっぱり いつもと同じ 爽やかな口調で
昨日より今日 今日より明日
少しでも近く 少しでも長く あなたのそばにいれるように
知らないでしょ? 笑われるような 気にもとめないような
努力をしていたこと 毎晩 泣いていたこと
私の胸の中の大空を ただ 一直線に飛び去っていく
まるで飛行機のように 音も無く 音を超えた速さで
白く 淡く すぐに消えてしまうような
恋という名の跡を残して
さよなら
いつか、なんて言葉は 今だから使えるものでしかなくて
約束のない未来を 今すぐ輝かせるのは難しくて
さよなら
ひょっとしたら、なんて言葉で どうにかここまで来たけど
約束のない未来を 認めるのが怖くて 淋しくて
昔よりも今 未来よりも今
少しでも近く 少しでも多く あなたの笑顔が見たくて
知っていたでしょ? 目が合うたびに 季節 変わるたびに
口唇が震えていたこと ため息が増えていたこと
私の胸の中の大空を ただ 一直線に飛び去っていった
呼びかけには応じず 手を振りもせず あまりにも速く
そうだ 今日の降水確率は高くて
雨雲が きっと 大空を埋めてしまうんだ
私の胸の中の大空を ただ 一直線に飛び去っていく
まるで飛行機のように 音も無く 音を超えた速さで
白く 淡く すぐに消えてしまうような
恋という名の跡を残して
必ず あなたを 忘れよう
何事もなかったような顔で またお日様に手を振るんだ
恋という名の跡が いつか消えるなら
いつまでも見上げている 雲ひとつない青い空を
それはあまりにも綺麗で 時々また 泣きそうにもなるけれど
いつまでも抱えていける あなたのいない大空を
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