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残された冬に(仮です)
作詞 SEDIA
静かな夜に
真白の幻想(ゆめ)は降り注ぐ
仄かな灯(あかり)
独りの詩人を照らす

嘗ての仲間も想いも
秋の葉と散り
廻る季節に
一つの朽木が残った

頑なに向かった先は
孤独という名の終焉
天秤の片皿を沈ませた
置き過ぎた思想の錘


静かな朝に
氷の花は咲き誇る
暁の声
暗い街並みをを包む

温もりを無くした手では
筆を握れやしなかった
暖炉に揺れる炎も
意味など成さない

思う侭描いた詩は
誰の耳にも届かない
唯 虚空(そら)に落ちて儚く消えた
愚かなる思想の調べ


嘗て犯した過ちを
暗闇の標に変えて
凍えた心を溶かす
光を求める

幾つもの尊いものを
失った今だからこそ
紡げる詩がある筈ならば
探しに行く新たな道

静かな河に
流れる冬を見送って
小さな芽生え
眠れる春を呼び覚ます

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2011/09/17
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コメント まだ試作段階ではありますが、連作の第二曲「冬」です。
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