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晴天、海辺にて。
作詞 naococo
ページをめくるたびに 思い出すから
アルバムを開くのは嫌いだった
あなたが残したたくさんの色
スケッチブックも箪笥の奥にしまったまま

晴れすぎた空に 落ちたものは雨じゃなくて
あなたを思うたったひとつの雫
人にのまれながら 時間にのまれながら
立ち止まる私を どうか許して


ひとりじゃないのは わかっているのに
美しい世界も 美しい未来も
ここに一人じゃ物足りないから
俯いて 立ち上がる場所を探している

生き急ぐ背中を いつも追いかけていた
私を認めてくれたひとりのひと
諦めないよ 何度でも行くから
これ以上 とらわれていたくないの


過去に縋るのは 自信がないから
あなたという道がない不安定な場所で
生きていく術を知らないだけ

だけど もう 歩いていくしかないだろう
あなたの言葉で救われた 私の未来を
自分で描いていく道を

アルバムを開いて スケッチブックをなぞって
あなたが残した言葉も あなたが残した色も
わすれないよう 心を時間に乗せていくよ
俯いた顔を上げて すこし笑った

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公開日 2014/08/10
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コメント 前を向いて生きていくこと。
それが何よりあの人が望む未来だと知っている。
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