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ワンルームの悲劇
作詞 naococo
見慣れた部屋を 少しずつ変えてゆく
散らかったシャツや 割れて壊れたカップ
なんにも、残ってないなぁ。

行かないで、なんて 子供みたいに
泣いて願ったのはいつだった?
瞼の裏で ひとり重ねて夢を見た

通り過ぎてゆく たくさんの色
汚れた部屋を 塗り替えるのに
この指先だけは まだ置き去りのまま、だ、なんて。


…あんたは笑うだろうか


消せなくて困ってんだ 頭に靄がかかってさ
捨てようとするたび 笑いやがるから
性質の悪い麻薬みたいだ

御飯くらい、作ってあげられるよ
少しは上手になったんだから
笑わないで 最後まで聞いていて

飾り付けた服を びりびりに散らして
殴り捨てた 透明な身体ごと
愛してなんて 草臥れきった願い、を、どうか。


ぐちゃぐちゃにかき混ぜた 鮮やかなもの
全部全部 この視界を惑わす前に
そっちに届けてあげるから そこで待ってて


見慣れた部屋を 少しずつ変えてゆく
散らかったシャツや 割れて壊れたカップ
なんにも、残したくないなぁ。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2012/06/11
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コメント 残したくないのだけど、消せなくて困る。

人間って、都合よくはできてないなぁ。
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