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足跡
作詞 ほら吹きに毛の生えたにわか詩人
積もった雪が好きなのは
足跡がくっきり残るから
振り返れば 靴の裏が道をつくる
時には滑ったり転んだりして
そんな跡も全部 残していく

まるで白いハイキングコース
疲れたらおにぎりでも食べるよ
日差しが届く場所で日向ぼっこ
誰かが開いた道の上を
ただテンポよく歩いていく


知らぬ間に 僕の靴は大きくなってた
二つ交互に刻んでいく
父さんの足跡に 少し似てきた気がした
靴ひもが解けたら
また結び直して歩き出してく






砂浜が嫌いなのは
その足跡をすぐに消すから
波にさらわれた 大事にしてた物語
また新しい足跡をつくってくんだ
コンクリートの道の上にも


気づいたら 並んで歩く足跡があって
四つ きれいに跡が残る
肩を組んでる足跡 手を繋いだ足跡
こけそうになっても
すぐに支えてくれる人がいる





何万歩 歩いて来たんだろう
足跡をついに失った車輪は
寂しく回った
じいちゃんの残した道の続きを
これからは僕がつくってくんだ




かかとから刻んだ足跡は
いつか季節の中に消えていくだろう
後ろ向きに歩いてなければいい
物語を刻んでいく
誰も知らない僕だけのお話



君と歩くのが好きなのは
同じ歩幅で生けるから
一歩ずつ 踏みしめた靴の底で
つかまえたアスファルト
どうやって歩いていこうか


それぞれ違う 足音響かせ

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公開日 2011/01/29
ジャンル
カテゴリ 絎倶
コメント 振り返るといつも そこに足跡がある。
ほら吹きに毛の生えたにわか詩人さんの情報











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