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昔話。
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作詞 雛罌粟 |
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昔話をするね。
いつものように会いに行くと、
一人で涙を流す君がいた。
「大丈夫だよ」という言葉も
君の不安と怒りを埋められなくて、
心がぐちゃぐちゃになった君を
僕は、下手な言葉で包むだけ。
とまどいを隠せないでいた・・・
「死にたくないよ」「生きたいのに」
そんなこと言うのやめてよ、ねぇ。
「大丈夫だよ」という言葉が
数日後、嘘になってしまったんだ。
全てがボロボロになった二人。
震える体を無理矢理おさえ、
見えない明日を探していた・・・
君は何度も言った。
「ごめんね」
「ごめんね―――」
ずっとずっと頑張ってた君に、
頑張れなんて言えなかったんだ。
二人の未来を探してる・・・
それでも眩しかった日、昔話。
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