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待ちに待った
作詞 R-tya
待ちに待った2011年5月22日
その日は
あなたに会える日

携帯に届いた一通のメール
そこに書かれたジャンカラの記事
「お待たせしました特別イベント!」
〜内容〜
○○ちゃんのトークショー
2011年5月22日 場所:大阪市北区ジャンカラ茶屋町店ウッドデッキ
ウッドデッキでの観覧は無料です
時間1:00〜
当日AM11:00からジャンカラ特別優待券発売
ご購入されたお客様に○○○○特別Tシャツプレゼント(非売品)
僕はそれを見て心踊ったんだ
ウキウキワクワクして
どんな辛い事も忘れられたんだ
しかも当日は日曜日で、仕事もないし
行ける気満々だった
そして当日前日の土曜日
僕は病気になった
大きな病気じゃないけれど
次の日も治らなかった
そのせいで僕は寝込んで
朝起きる予定は8時
なのに時計を見たらもう10時30
慌てて起きて朝食を食べた
そして昼ごはんを食べる暇もなく僕は向ったんだ
目的はそのイベントのため
体調悪くてもそんなの関係ない
初めての場所
ジャンカラ茶屋町店ホームページの地図
それを携帯で撮った写メ
見ながら僕は茶屋町店最寄の梅田駅へ向う

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その日は
あなたに会える日

そして梅田駅構内を降り外に出ると
沢山の人と大きな道路
幾つも枝分かれする街並み
その写メには場所を記す
文字も店の名前も無いから
僕は慌てて時計を見たんだ
すると12時30分だった
「やばい・・・もう間に合わない」
そんな気になってしまったんだ
このままいけなかったらどうしよう…あぁ…会えない…
そして僕はその時丁度目の前に居た看板を持つおじさんに
「すいませんが、茶屋町はどこにありますか?」と質問した
「その前の降下を潜り左に行ったところだよ」
案外近かった!!
「よしっ!これだと間に合うかもしれないっ!!」
僕は兎に角急ぎ足でその降下を潜った
すると目の前にはまた幾つもの信号と道が並んでた
「あーどう行ったらいいんだ・・・」
僕はわからないまま前に進むのがとても怖かったから
その周辺をうろうろして何かヒントを得られないか探った
時計を見ると45分、残り15分で始まってしまう
焦ってしまったその時 目の前に飛び込んだのは
「ジャンカラ」のマーク
「おおっ!!!」
でも安心は出来ない
もしかしたら茶屋町店じゃなくて近くのもう一つの店舗の場合もある
そうなってしまったらもう間に合わない。
あのマークが茶屋町店のであってほしい・・・
僕はそう願って進んだんだ
すると人だかりもないから
「違うのかっ・・・」と一気に不安になったんだ

待ちに待った2011年5月22日
その日は
あなたに会える日

しかし看板を見たら茶屋町店。
そして3人ぐらいの人がジャンからスタッフさんらしき人と会話をしていた
僕はその会話を急いで聞いた
なんせ時間がないから。
時間があれば聞かずとも自分で聞けば済むんだけど
その人たちも僕が知りたいことと同じ事を質問していた
「○○ちゃんのトークイベントはどこでやられているのですか?もう始まっているのですか?」
するとジャンカラスタッフの人たちが
その道を進んで左に行けばウッドデッキです。そこで開催されます。
その言葉に僕は感動した
「よしっ よしっ」
そして僕はウッドデッキに行くと沢山の人だかりが出来ていた
時計を見れば52分。あと8分で始まるっ!
でもあと8分で始まるのにステージらしきものも
場所取りみたいなものもなく皆ぼーっとそこらへんにつっ立っていた
その光景を見て僕は「あれ・・もしかして雨だからウッドデッキでの観覧は
中止になったのかな・・・」と不安になった
なぜならウッドデッキでの観覧は無料ですと書かれていたあの携帯のメールを思い出したからだ
ということは早めにここに到着して優待券を買うと同時に
先着で屋内でイベントが開始されているのではないのか
そういう不安が募った
その時ジャンからスタッフさんらしき人の姿が見えて
丁度その時こう言った
「これにて特別優待券の販売を終了いたします!」
「あれ?って事はついさっき、終了したんだな・・
ならばまだイベントも始まってないのではないのか・・?
でもおかしいぞもう55分だ。あと5分だぞ・・・。」
その時奥にあったブルーシートをジャンからスタッフさんがはがし始めた

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その日は
あなたに会える日

するとそこには○○○○と名前が書かれた小さなステージだった
僕はそれを見たとき
「おしっ!ここで○○ちゃんが見れるんだっ!これは近いぞ!
超接近して見れるじゃないか!!」
でもステージが見えたのに
人はあまりその周辺に集らない
すると一人の男の人が
ジャンからスタッフさんに聞いた
「ここで○○ちゃんは来てくれるのでしょうか。
イベントを開始してくれるのでしょうか」
するとなんと本当に開催してくれるらしい
それを聞くなり徐々に人がその周辺に集ってきた
僕は急いで集ったので一番前にいけた
「よしっ!一番前だっ!」
だけど僕の後ろには誰も人はいなかった。
「あれ・・皆○○ちゃん目当てじゃないのかな?」
そんな疑問が起こった時
「屋内のイベントを唯今開始しました」
ジャンからスタッフさんの声だった
ウッドデッキに居た人々は
出口のガラス越しに中の様子を見て居た
「おおーっ!!」
どうやら○○ちゃんが見れたみたいだ
僕はその声を聞くなり
「ええっ!見れるの?じゃあ僕も行こうかな・・」
そう思って僕は席を移動し後ろの方へ向った
しかし人だかりが大きすぎて中の様子を見ることができなかった
だから僕はまた席に戻ろうとしたら
沢山の人がもう既に集っていた
「あっ!一番前が取られているっ!!」
僕は一気に焦りと後悔が芽生えた
そして僕が勢い良く並んだが前から5番目だった
僕の前には僕と同じぐらいの身長の人で
ステージがよく見れなかった

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兎に角後悔だった
「なんであそこで離れたんだろう・・・
離れなかったら一番前で○○ちゃんが見れたのに」
僕が5番目に並ぶ頃にはたくさんの人がウッドデッキに集っていた
ステージを写メで撮ったり「○○○○って実際に見たら可愛いかな?」
等、○○ちゃんに関する会話がそこらじゅうで喋られていた
僕も写メでステージを撮影しようとしたけど
簡単に撮影できそうな位置ではなく
前の人の頭などがあって
手を上に出して自分からは見れないけど写メではギリギリ映るぐらいの感じだった
だから僕はとても不安になった「これじゃあ○○ちゃんが見れないっ!」
そんな時だったジャンからスタッフさんがやってきてこう言った
「少し左にずれてください」
どうやら○○ちゃんが人だかりのせいでステージにあがれないので
左にずれて右端にロープを張り、○○ちゃんが通れる1,5mぐらいの隙間を空けるつもりらしい。
それを言うなり僕はとても幸運な事に一番右端に居たので僕が右から一番目の場所に居た
「よかった!これだとステージはよく見れないけど
○○ちゃんが通るときは近くで間近で見れる!!
その時に写メを撮ろう!!」
僕の後ろに居た人も
「めっちゃ近くで撮れる!」
等と興奮していた
そしてロープが張られ外から見ることもできないように
外とウッドデッキの間にブルーシートが張られた
最初はウッドデッキには沢山の人がいて
外にはあまり人がいないから
外にいたほうがよく見れるんじゃないかという声もあったが
そのお陰で外から見ることは出来なくなった
そして屋内でのイベントが行われた
屋内で時々「おおーっ!」などの歓声が聞こえた
なにやらイベントで盛り上がっているみたいだ

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その日は
あなたに会える日

するとジャンからスタッフさんが出てきてこう言った
「雨のため、屋外で出来ず屋内でイベントをすることになってしまいました
でも○○ちゃんが屋内のイベントを終り次第、このステージに上がられ
屋内よりも短い時間となりますが、トークショーを開催したいと思います。」
その言葉を聞いて僕は嬉しくなった
「よしっ!」
そして屋内のイベントが終るなりジャンカラスタッフさんがやってきて
こう言った
「皆さん、もう少し左に寄ってくれませんか?
あと携帯を出すのやめてください。
これだと混雑が起きてしまいそうなので
屋外のイベントは中止になりかねないです。」
それを聞いてみんな落ち込んだ
だけど5分ぐらいしてジャンカラスタッフさんがやってきて
「唯今○○○○さんと○○○○さんのスタッフさんとお話した結果
屋外でやるという予定だったのに急遽雨で屋内になってしまったのは
申し訳ない。挨拶をしたいので外のステージにきます。」
との事だった。
「よかった!!」
○○ちゃんの性格の良さがわかった
もし○○ちゃんがそこでステージにあがりたいといわなければ
中止になっていた。
○○ちゃんの優しさのお陰で
僕は見れることになった
「皆さん、携帯は絶対に出さないでください
撮影は禁止です。そして座ってご覧になってください。」
皆座ったそして屋内のイベントが終了した
「間も無く○○○○さんがここに来ます!!」
そして○○ちゃんが満面の笑みでやってきた
可愛らしい衣装で半袖なため白く綺麗な腕が出て
足も白く綺麗な足をしていて
元気いっぱいの笑顔で「みなさんこんにちは〜〜〜」
と言ってステージにあがった
皆あまりの可愛さに「おおーっ!」と言った

待ちに待った2011年5月22日
その日は
あなたに会える日

「えーみなさん、雨のせいで屋内でやることになりました屋内のイベントに
参加できなかったみなさん、本当にすいませんでした。」
まず○○ちゃんは謝った
心の中で「そんなことは謝らなくていいよ!
○○ちゃんがここに来てくれるって
凄い嬉しいんだよっ!!」
だけどその想いは言葉には出なかった
僕だけじゃなく僕以外の人も言葉にでなかった
少し客が沈黙していた
あまりの沈黙に「なんだこの客たち愛想ないな・・」
などと思われるのはとても嫌だったが
一人の客が「○○ちゃん〜可愛いよ〜っ!」
などの発言をして○○ちゃんも笑顔で「わーありがとうございます」
みたいな事を言っていた
僕もそこで言えばよかった
でも言えなかった
それがとても後悔している
そして○○ちゃんはステージから降り
手を振りながら「ばいばい〜」と言って帰っていった
僕もその手に向って手を振り
「ばいばい」と言うことしかできなかった
その手と手の距離は15cmぐらい
いつでもタッチしたり握ることができた
でも僕はできなかった
そこで「○○ちゃんかわいいよ!いつも応援しているから頑張ってね!」
などの声がかけれたらよかった・・・
でもできなかった・・
僕だけじゃなく右端に居た全員が手を振ることしかできなかった
イベントが終り僕は感動と後悔の両方が入り混じった感情で電車に乗った

待ちに待った2011年5月22日
その日は
あなたに会える日

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2011/05/29
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