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憧れの女優
作詞 R-tya
あなたに一度会いたい
あなたを一度みたい
そういう思いが募った
そんな僕の夢が叶うはずなかった

そう思ってた

いつもどおりのいつもどおりの毎日の中で僕は
君に会いたい君の癒しを求めた

そんな時僕の携帯に
くるはずもないメールが届く
それはそれは奇跡に近く
僕の心は晴れ渡る

今までの試練乗越えた?
何度の呼吸を整えた?
自分にしかできない未来が見えたんだ
パッと希望が見えたんだ

それから僕はその日夢見て
僕はその日を待ち望んで
ようやくその日は来たんだ
だけどその日は生憎雨
そして初めての場所
行ける自身は五分五分だった

もし今度○○ちゃんのイベントがあったら
是非参加して今度こそは話しかけたい
そして握手してもらいたいと思っています

だけど行けた時の事を想像し
僕は行ったんだ

僕は電車が嫌いだった
だけど君に会えるならと
僕は一人電車に乗ったんだ

そしてようやくついた大阪駅
君がいる場所はジャンカラ茶屋店
僕は道が分からなかった
大阪駅と梅田駅の構内を行ったり来たり
外に出たり上を眺めたり
看板を見たり携帯で家を出る前撮った
ジャンカラ茶屋店ホームページの地図
画質が悪く他の建造物を記す字もない
だけど僕は何と無く方向を歩いたんだ

もし今度○○ちゃんのイベントがあったら
是非参加して今度こそは話しかけたい
そして握手してもらいたいと思っています

あまりに分からない
刻一刻過ぎる時間
トークショーは1時開始
僕はその時12時45分だった
もう間に合わないんじゃないか
焦り始めたけど心のどこかで
希望を捨てちゃいけない
希望さえ捨てなければ必ず間に合う
そう自分に言い聞かせたんだ

あまりに分からないから僕は
信号の横で看板を掲げているオッチャンに聞いた
「すいませんが茶屋町はどこにありますか?」
その前の降下を通り左に行けばつくよ
その言葉で僕は嬉しさが込み上げた
「もうあと直ぐじゃないか!」
そして僕は降下を潜り抜けると
目の当たりにしたのはジャンカラのマーク
僕はそこに向っていったんだ
そしたら三人ぐらい人がいた

もし今度○○ちゃんのイベントがあったら
是非参加して今度こそは話しかけたい
そして握手してもらいたいと思っています

その人は喋っていた
「○○のトークショーはどこでやっているのですか」
僕はその話を聞いていた
「この建物の裏側なのでこの道を行って左に曲がったところに
ウッドデッキがあります」
それを聞いた二人組みのカップルはその道を進む
僕もその道を進む

そしてウッドデッキが見えた
たくさんの人だかりだった
みんな待ちに待ったのだろう
僕はもう始まったんじゃないかと思ってしまった

だけどまだ始まってなかった
しかもどこに出てトークをするかも皆わかってなかった

僕は間に合ったんだ時計を見ると58分
「ふぅ・・・間に合った」
あれ・・でもおかしいな
1時に始まる予定なのにあと2分しかないぞ

もし今度○○ちゃんのイベントがあったら
是非参加して今度こそは話しかけたい
そして握手してもらいたいと思っています

するとウッドデッキの奥にブルーシートが被さってあった
そのブルーシートをどうやらジャンカラスタッフの方達だろう
「えー、唯今より屋内でのイベント開始します。」
その時刻は一時を指していた
僕は気付いた「そうか、ウッドデッキでやるのは一時ではなく屋内でやるのが
一時なのか。」
「ウッドデッキでの○○ちゃんの挨拶は屋内イベントが終了し次第
○○ちゃんがここにやってきて短い時間ですが皆さんに挨拶をしに来ます。」
僕は本当に嬉しかった
「よかった・・よかったっ」
屋内で始まったイベントを見ようと
外からガラスのドア越しに沢山のファン達が見る
「だめだ。遠すぎてよく見えない」
僕は兎に角そのブルーシートを捲ったらどうなるのかが気になった
ブルーシートをジャンカラスタッフさんが捲ると
それは○○と名前が書かれた特別ステージだった
ステージの横幅はとても狭く
もはや右にいようが左に居ようがどこからでも間近で見える距離だった
僕は急いで前の列に並んだ
然し後ろの方で「おおーっ!」という歓声が聞こえた
どうやら○○ちゃんが見れたのだろう
僕はその声に敏感に反応してしまい
せっかく前の方に居たのに後ろに後退りしてしまった
それが僕の過ちだった
後退りした直後いろんな人が特別ステージの近くに寄ってきて
僕が気付き急いで戻った頃には前の席ではなく5番目の席だった
そこからは携帯で撮影しようにもあまりうまく撮影できないぐらいの
あまりよくない席だった
立ち見なので身長が高いほうが有利だが
僕の前は僕と同じぐらいの身長の人たちがいて
よく見ることができなかった

しかしジャンカラスタッフの人たちが良い事を言ってくれた
僕は前から5番目ぐらいの位置に立っていたのだが
右端から二番目ぐらいの位置に居た
するとジャンカラスタッフさんが「右側の人もうちょっと左に寄ってください」
どうやら○○ちゃんはこの右側の僅かな1メートルぐらいの隙間を通り
特別ステージにあがってこられるのだと確信した
僕は心の中で「よっしゃー」と言った

もし今度○○ちゃんのイベントがあったら
是非参加して今度こそは話しかけたい
そして握手してもらいたいと思っています

前からは5番目だが右からは二番目だ!
だけどさらに僕は頑張って動かなかった
すると右から1番目だった人が僕の後ろに行き
僕も一番目になれた。

「よしよし!これで間近で撮影できるぞ!!」
僕は興奮していた

しかしジャンカラスタッフさんが言った
「カメラ、ムービーなど携帯電話、その他撮影は一切禁止です
絶対にやらないでください。」
僕はその声を聞き「いや、俺はやってやるぞ!」と心の中で思いましたが
次の瞬間その想いは消えました
「もしやっている方が一人でもいらっしゃいましたら
○○さんはステージにあがってこられません。」
僕は最初「どうせあがってくるんだろ。」と思ってましたが
その後、それが本当だということを知らされたのです

もし今度○○ちゃんのイベントがあったら
是非参加して今度こそは話しかけたい
そして握手してもらいたいと思っています

○○ちゃんが来るのを今か今かと待っていると
「皆さん。屋内のイベントがもうじき終わります。
そこで○○ちゃんのスタッフさんと御話した結果
皆さん左に寄ってもらいたいといっているのに寄ってくれず
携帯を出して待ち構えている人が多々見受けられますので
ウッドデッキでのイベントは中止との事です。」
僕はそれを聞いてもの凄くショックでした
「えええーっ!!」
と思いました
でもその次の瞬間ジャンカラのスタッフさんが言いました
「えーしっかり左に寄ってください。そして皆さん立ち見ではなく座ってください
これだと大混雑が起きて○○ちゃんの身に危険が起こる可能性があります
そして携帯は絶対に出さないでください。」
僕を含め全てのファンがそのことを守りました

するとスタッフさんが五分後
「いま○○ちゃんのスタッフさんと話した結果
こちらのウッドデッキに出てくれることになりました。」

もし今度○○ちゃんのイベントがあったら
是非参加して今度こそは話しかけたい
そして握手してもらいたいと思っています

それを聞いて僕はなんてハッピーなんだろうと思いました
僕は生でみる○○ちゃんはどんなんだろうと期待を寄せていました
するとジャンカラのスタッフさんが出てきて言いました
「間も無く出てきます。もう直ぐ出てきます」
その言葉の1分後
元気で可愛らしい姿の美人な○○ちゃんが少し早足で僕の直ぐ右30cmぐらいのところを駆けてステージにあがりました

もし今度○○ちゃんのイベントがあったら
是非参加して今度こそは話しかけたい
そして握手してもらいたいと思っています


「うわぁぁあ!!!なんて可愛いんだ!!」
僕だけじゃなくみんなが「おおーっ!」と言いました
○○ちゃんは満面の笑みで
「皆さん、雨が降る中、屋内で見れずに申し訳ありませんでした
えー、本日本当に来てくれてありがとうございました。」
とても可愛らしい女の子でした
僕は見惚れてしまいました
僕だけじゃなくみんなが見惚れて言葉がでませんでした
普通なら○○ちゃんが喋っているのだから
愛の手などをいれるのが基本だと思いますが
僕達はその可愛さに圧倒され何もいえませんでした
○○ちゃんは可愛い笑顔で
「じゃあそろそろ、終わりましょうかね。」
というスタッフの合図と共にまた僕の右をかけていきました。
その時僕の前三番目ぐらいの位置から手を振っていました
僕の前の人は近くで手を振るものの握手とかタッチとかできずにいました
僕もできませんでした
それがとても後悔しています
なんでしなかったんだろう
帰りの電車そのことで頭がいっぱいでした

もし今度○○ちゃんのイベントがあったら
是非参加して今度こそは話しかけたい
そして握手してもらいたいと思っています

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2011/05/23
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