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冬、君の温もり。
作詞 R-tya
渇ききった僕に触れた手のひら
冬の冷たさを含んでる
懐かしい君の温もり
ただ其処にあるだけの
やせっぽっちの役立たずに
唯一の優しさをくれる

花も魅せられない
木陰も作れない
何も喜ばせる事が出来ないのに

もしも僕に木陰があったら
安らぎをあげられるだろう
もしも僕が花咲かせたら
移り行く季節を魅せてあげたいよ
色の無い風に消される願い



時の止まった僕に触れた背中が
冬の冷たさを教えてた
一方的な優しさは
ただ其処にあるだけの
出来損ないを少しずつ
自己嫌悪に陥れてく

花も魅せられない
木陰も作れない
君を喜ばせる事は出来ないのさ

もしも僕に言葉があったら
物語を聞かせられるのに
もしも僕に声があったら
旅人の名もない歌を聴かせるよ

叶わない事はわかってるんだ
胸を突き刺す寒さ吸い込んだ



銀の月が輝く夜
銀の翅が輝き舞う
僕に積もってく光見て
『ほら花が咲いた』と微笑む君



もしも僕に涙があったら
堪えきれず泣いていただろう
もしも僕に声があっても
言葉にはできないほどの
『ありがとう』
触れる手のひらに伝わればいい

君との冬は温もりで溢れてる

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公開日 2011/01/23
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