|
|
|
十字架物語
|
作詞 卓弥 |
|
私はその日から なにもない空っぽだから
この体を何処か 遠くへ連れて行って
夢見がちな夜へ
その首に下げていた あの十字架がぽつりと
窓際で寂しく 静かに眠っている
私は手を伸ばした
「もう決めた事だから」 あなたについて行きたい
とても遠くても もう...帰って来れなくても
To that scene...
目に見えた明日なんて もういらないよ
心よりずっと深くに ホントの居場所があるから
その言葉一つ 少しだけ信じて
私は 頷いた素振り
首元で銀色は光った
色の無い絵画 色付ける前に捨てて
あなたの罪は 思えば一つだけね
この首元には...二つ目の罪
『やっぱり来るな』なんて 今更聞けるわけない
そこで待っていてね "落とし物" 持って行くから
To that scene...
目に見えた明日なんて もういらないよ
架け橋は二人で架けよう ずっと離れないように
風を受け揺れる あなたのカケラ冷たい
握った掌の中で
臆病に眠る希望
もう決めた事だから 見失いたくはない
とても冷たくて その手を 握ってあげられなくても
...to that scene
目に見えた明日はもう ここへ来ないから
閉じてしまえば終われる 二人あの景色へ帰ろう
この言葉一つ 最後に一つ信じて
あなたの 静かな寝顔
首元で銀色が映した
|
|
|