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ベアトリーチェ
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作詞 紗散 画宮 |
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ああ罪人よ 再びアベルを裏切るか
邂逅 乖離を繰り返し
残った塵芥で 創る土の塊
望まず 人はまた 火の中に産まれ
黒煙とともに 産声洩らし
歯を軋ませ 瞳を瞑った
祝福は光の彼方
見上げた熱海は 死者達を逆巻き
その一握りが また選ばれた
詩人は涼しげに 数歩先を歩く
小骨を踏み砕きながら
この暗闇を ユリウスの時代が許したか
薄紫の煙を吐き
頭の蕾を開くは 冬虫夏草の群
謀らず 人はまた 罪を積み上げて
崖の外側に その身を放り
地の怨府で また瞼を縫った
欲望は鉄格子の淵
ぺテロは2つの鍵を平らげて
負の山は光を受け入れた
七つの冠は下界に遠退く
目映さが肌に刺さった
Felicitasia 星と月の狭間
戻れぬ 後悔はきっと無い
Felicitasia 魂の名
刻まれる 神託の意味を知って
あなたが天使を模した悪魔でも
きっと信じよう
四葉の翼はエンピレオへ至り
存在は刹那 永遠を越えた
瞳を閉じれば 病床にひとつ
キミの涙が落ちていた
さよなら
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