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声の木
作詞 U-TA
木漏れ日が僕の左側に射し
指先から暖かくなってく
「覚えていて欲しくはないんだ」
そう言って君は去ったね

君が殺した僕の心は
いつも君を待ってた時間になると
ひとつ ひとつと涙腺を叩き
また想い出を溢れさせる

狂った声で君の名前を
叫び続けたよ
触った、君の星のような
声で僕は焦げた
迷った想いは土に沁みて
小さく芽を出したよ

少しずつ記憶の君を近づけて
僕はまた暖かくなったフリ
「忘れてくれよ」と君は笑った
その声も震えていたね

僕が殺した君の涙は
いつも泣いてた君に笑顔を見せたけど
ひとつ ひとつの幸せな日々が
君の古傷を抉ってたのかい

笑った日々が知らず知らずに
君を泣かせてた
溶かした、そう思った君の
過去は耐えてたんだ
遅かった、君の声じゃない声に
気付いたら君は、ほら。

変わった時間を取り戻そうと
無理やり君の形の星を
あてがって見たけど、そりゃあそうさ。
君が居ないんじゃただのガラクタだよ

変わったはずだ、あれからもう
僕は芽吹いたんだ。
残った君の匂いや声は
大事にとってあるよ
笑った君と僕の想い出が
小さく手を振ったよ。

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公開日 2011/06/27
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コメント 触れない事で優しくなったつもりで、君をずっと泣かせたままだった。去った後に気付いたのは、君とのかけがえの無い日々。それはたおやかに淑やかに、小さな芽を出した。
構成@ABSABSCS
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