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オレンジに染まるころ
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作詞 syarin |
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青い自転車 鈴の音 夏の終わりを告げてく
いつからか消えた蝉の唄 影を揺らしては駆けていく
懐かしい香り 染み付いたTシャツ 僕の後ろで笑ってた
風を切り裂いていく 青い色がオレンジに染まる頃
僕らは少し寂しくなって 手を振って明日を恋しがった
そんな繰り返しが奇跡だと 君は笑って振り向いて言ったね
オレンジ自転車 夕暮れの土手沿い 夢を転がした
いつからかの平行線 交わる事を忘れた二つの声
日焼けした顔 濡れたおでこが愛しくて 僕は笑った
風を待っていたよ 君まで加速する力が欲しくて
僕らはしばらく無口になって 見えない明日を怖がった
そんな訪れが運命だと 告げた季節の声は少し冷たかった
青い自転車 沈みゆくオレンジが 魔法を解かしていく
僕らを色づけた歴史は 小さな風の中へと消えていく
あれは素敵な夢でした 君は最後まで笑って 僕は泣いてた
夏の終わり いつもより自転車が加速していく 僕一人を乗せて
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