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オリオン座に泣いて
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作詞 syarin |
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ミルクティーを温めた
慰めの嘘で自分を守った
泣かないように傷つかないように
砂糖控えめの甘い夜
夜空は僕を吸い込んだ
慌ただしい優しさに縋りたくて
手を伸ばしたオリオン座
涙を溢したオリオン座
冷たい道の上 歩いた僕と君
白い吐息で描いた銀色の地図
僕らの行き場所を教えてくれたのに
もう霞んで見えないオリオン座
ミルクティーが冷めた
僕も長い夢から覚めたのか
泣かないように傷つかないように
砂糖切れの苦い夜
二人はもう離れ離れ
何億光年も遠い君に手を伸ばしても
届くことのないオリオン座
涙で濡れたオリオン座
冷たい空の下 創った淡い思い出
白い雪に埋もれ星となり消えた
僕らの行き場所は冬空の彼方へ
もう二人で見れないオリオン座
冷たくなった頬を撫でた
軽くなった背中に積もった雪
重くて寂しくて悲しくて…
軽くなった背中に積もった記憶
優しくも切なくも僕を温めた
そして今日も見上げたオリオン座
一人で見上げたオリオン座
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