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ビブリオテークの幽霊
作詞 flying giraffe
僕は♂のコマドリ、古びた図書館の幽霊。
ツグミが讃美歌をうたいだすコーヒータイム。

カラン♪ コロン♪
金剛鈴[ガンター]が優雅[グラシア]を呑み込んだ。
おっと!セシル、お客さんだよ。傘を閉じるのさ。

こんな夜に何か御用かい、お嬢さん?
ひとりじゃ危ないよ。
僕のように薔薇に埋もれて窒息したいのかい。

どうして君は泣いているんだい?
同情なんていらないよ、帰ってくれ!

肝の据わった淑女[レディ]だよ…。
禁書を読みあさりながら、
趣味、好きな音楽、エッチな話をふっかけてくるんだ。

なぁ、セシル〜。ピアノで踊れる一曲をたのむよ。
こんなに清々しい夜は、はじめてさ!

咲いた、咲いた、紫のクロッカス。
お嬢さん、僕と踊りませんか?
それはだめよ…無知な方ね、幽霊さん。

むかし、どこかで会いましたか?
懐かしい匂いがするんだ…―ジェンティアナ!
どうして君は泣いているんだい?
すずめのような声で真実を語る。

君は♀のカナリア、古びた図書館の幽霊。

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公開日 2011/01/09
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コメント 場面が想像しやすい歌詞を書いたつもり。
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