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作詞 AJIDA-SAB
日常、義務、金、全てを放り出した。
本当はこんなもの望んでいなかったけど、しがみ付いて離せなかったものを。
なぜだ。バカだな。人々はこちらを睨む。
だけどどうでもよかった。しがみつく理由も思い出せなかったから。
気付いてしまったんだ。

求めていたのはいつも他人だった。
与えられる事に期待して生きてた。
親にエサがもらえるだろうと
いつまでも巣でおとなしくしている雛鳥と同じさ。
幸せも厄介も誰かが運んでくるんだ。

やがて親鳥は戻ってこなくなって。
やって来るのは敵ばかりになって。
外の世界は残酷だと絶望して。
一人きり巣から抜け出せなくなって。

親を呼ぶために色んな事をしてみたけれど
何もうまくはいかなかっただろう?
もう僕らは大人になった。
他人じゃない、世界が僕らを生かしてくれる。

敵に好かれようと色んな事をしてみたけれど
心が疲れてしまったんだろう?
そんな必要はないんだよ。
他人じゃない、世界が僕らを生かしてくれる。

だから、自分を暖めた巣も、身を隠す木の枝も、
何もかも投げ出して、自分の意味を探しに飛び立つ。
まっすぐ飛べる気になって、時々落っこちて、
そんな自分を笑い飛ばして、また空を見上げる。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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公開日 2010/04/19
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カテゴリ 綽吚
コメント 新しい事をはじめようとする自分に向けて
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