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策略的恋路
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作詞 黒い小指 |
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「お前はまんまと、ひっかかったんだよ」
面白そうに笑うダチの顔を見て 俺は頬を赤くした
しゃーない、行ってくるよ
言われ続けた 人間の本能
まさかそれが罠だとは更々気付かず
俺はあのコに夢中だったって訳で
囁かれ 翻弄され 惑わされ
でもやっぱ励まされているだなんて思った俺は
いつのまにかその笑顔を気にしてた
俺の気は、変わったんだ
お前の思惑どおり
俺のあのコへの気持ちを知りながら
お前は俺への気持ちを伝えてくれた
そのままで良いからと言いながら
「楽になる方法を教えてあげる」
お前のその言葉と人間の心理
俺は今身をもって知った 楽になる方法
…だけどやっぱ女ってのは怖いなぁ
笑いながら俺はやっと彼女へと辿りついた
走ってきたせいで息のあがった俺を 面白そうな顔で見て
「ね、本当に楽になれたでしょう?」
憎たらしく笑うお前に笑い返して 抱きついた
「お前を好きになっちまったよ」
お前のせいだ、だから責任とってくれよな
「人の気なんて、すぐに変わるから」
だけどもうこれ以上は言わせてやらない
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