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柿と謂ふ果物
作詞 void
柿と謂ふ果物が好きでは無い
清涼感も無く舌に吸ひ付くやうな淫媚なる甘さ
春先の萌芽にも似て生暖く澱む馨り
木端を割るかのやうな若い果実の感觸
指間をしどけなく傳ふ熟柿の感觸

思ひ掛けない程無抵抗な実は
いたづらに冷たく滑らかな実は
季節の巡りに
薄らぐ姿を
上塗るやうに色付いて
俄雨の一滴を吸ひ込む礫のやうに
寝静まる空に覗く下弦のやうに
記憶の先つ方に煙る芳馨を
眠りに墜ちる狹間に見る色を
そつと語り出すのだ

表面の黒い斑點
ゲル狀の種周り
半透明の光澤に
無數の茶けた筋

脆い枝先に垂れ下がる実は
軒に吊るされて縮こまる実は
木枯しの風にも
明け方の霜にも
屈せず唯其所に在り
いたづらに照り付ける夕映のやうに
ふくらんだ赤色の巨星のやうに
辺りに染み込む暗い闇間を
傾いで転げる独楽のゆくへを
ぢつと待つてゐるのだ


其れだから
柿と謂ふ果物が好きでは無いのだ

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公開日 2011/02/07
ジャンル 荅鐚鐚
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コメント 2009/2 再掲にあたって一部改編
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