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浮遊サナトロジー
作詞 一之瀬悠
         僕は前世の存在を何一つ分からない
         僕の後世も“僕”の事何一つ分からない

         死んだら何処に行くかって
         神様に聞かなきゃ分からない疑問
         科学でも解明されてない世界
         僕は僕と正面から向き合う瞬間

         “生きる”って事は木のような役割をしてるんだ
         “死ぬ”って言う根っこにいつも支えられている
         そんな一通りを終えるだけで
         一人の僕がそこに立っている

         目を背けないで、逃げないで
         必ず訪れる“サヨナラ”を。
         でも今は地面に足を付けるから
         そんな事を考えてる暇はないよね

         自分の命を自分で犠牲にする
         こんな世界に誰がしたのか知らない。
         突然奪われる命の雄たけびは
         誰の耳にも届かない残酷な声

         運命だとか寿命だとか簡単に綴じてしまうけど
         大切な人を失った辛さは永遠に消えることはない
         当たり前に毎日が来るのなら
         その分を貴方に分けてあげたい

         僕が今出来ることはなんだろう
         力強く生きる事なのかな
         なら今は地面に足を付いてるから
         目の前の道を踏みしめてゆこう

         祖父や祖母
         父や母
         兄や姉や弟や妹
         きっといつかは僕の側から
         いなくなってしまうんだろう。
         
         一緒に過ごした日々は
         やがて消えてしまうけど
         一緒に過ごした事には
         変わりはないんだよね

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公開日 2010/10/01
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コメント “生きる”“死ぬ”事について書き並べた詩です。
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