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願わくば春
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| 作詞 蟹座 |
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もうどれくらい 歩いてきたのでしょう
分かれ道のたび 迷い選んで
あの日の過ち 悔いてはみるけど
ほかに進むべき 道もなかった
荒れ狂う波も 凍りつく冬空
越えなければならない 海がある
薄氷の果てに ゆるがぬ大地が
萌える緑が 待つと人はいう
道標のない 真白な世界
ただひたすら 歩いてく
あとどれくらい 歩けばつくのでしょう
応える声など 聞ける筈もなく
嵐が来ること 知らされなくとも
いずれ避けられは しないのだから
一足ごとに ひび割れる足下
歩を進める 勇気だけください
薄氷の上を 踏み抜かないように
向こう岸まで 辿りつけたなら
きっと自由が もう一度夢が
許されると 信じたい
彼の地は遠く いっそこのまま
冷たい海に 身を任せようか
そんな思いが ふとよぎるとき
花咲く春を 思い出す
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