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口癖
作詞 ぽたま
100%の信頼だと思ってた 僕の自惚れだったみたい
いつだったか忘れたけれど 君が僕の手を振りほどいた あの日

「帰らなきゃいけない場所を見付けたの」 悲しみの中で響く声
時が止まったと 本気で思った 自分の心音以外 何も聞こえなくなった

メールで送られてきた「好き」 どれほどの時が過ぎたんだろう
ありえないほど大好きで たまに喧嘩とかして 毎日が記念日でもいいくらい
幸せすぎたから 時の流れなんて気付かなかった

何億という人間の中から 僕を選んでくれた君に感謝してた
でも逆だったみたいだね 僕が君を選んでた
君っていう選択肢は もう僕の中には残されてないけれど
他の何かを選ぶとしたら 僕にはもう少し 時間が必要みたいだ

毎日って言ってもいいくらい 僕の右手は塞がれてた
甘く幸せな時の中 その蜜に惑わされた僕は 君に溺れてしまった

罠だったの? 今更疑うよ きっと気付くのが遅すぎたんだ
あの時既に 歯車は崩れ始めてたんだ 悲しみの悲鳴をあげながら

「逢いたいよ 逢いたいよ」 わがままな君の 唯一の口癖だった
それは僕も同じだったのに 最初にこの手を解いたのは確か…

大切なものを守れていない僕に 君を愛すことは最初から無理だったのかもしれない
そんな不器用な僕でも 愛してくれた君がいたことは 変わらないけど
もっと大切にしたかった 後悔は強くなるばかりで
僕の小さい心を窮屈にさせるんだ 苦しいよ 君がいないから

雨降ってほしいな そうしたらこの雫も見えないのに
でもそういう時に限って 神様って意地悪だよね

僕の頬を流れる後悔さえ 輝かしく照らすから

もう愛の選択肢は残ってないよ だから僕は踏み出せないの
すっかり愛に溺れてしまったようだ 抜け出せない人間がここにいる

「逢いたいよ 逢いたいよ」 君の口癖だったこの言葉
「逢いたいよ もう一度」 いつしか僕の口癖に変わってた

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公開日 2010/07/09
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カテゴリ 紊掩
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