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疾走
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| 作詞 ぽたま |
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20年前のことなんて もう薄らとしか思い出せない
その時僕が何を思ったかさえ 覚えてない
同窓会行ったら 知らない顔が並んでた
名前聞けばわかるけど 20年って意外と長かったんだなあ
付き合ってたあの子 俺のこと覚えてんのかな
そりゃ20年も経ったし 期待はしてないけど
20年前のこと覚えてないって言うけど
何か覚えてたんだ あの子の顔 その理由だって今はわかる
もう俺だって餓鬼じゃない 一応変わったよ
でも大人になるたびに思うんだ 素直になること忘れてる
愛してるという言葉だって 今は言えたもんじゃない
地元帰った時 中学生が横を通り過ぎた
俺もああいう時期あったな 荒れ果てた中学時代
修学旅行だって何だって 全力出して楽しんでた
でもまだやり残したことある気がする 何だっけ
まだ全力出してないこと 確かにあるんだけど
いつものメンバーで 悪さして怒られて 充実してた毎日
その中で見失ったものなんて 何ひとつないと思ってた
でも今何か引っ掛かるんだ 忘れちゃいけない何かが
もし思い出したその時は あいつらまた一緒に 追いかけてくれるかな
友達も恋も悪さも全部 全力疾走してたんだ
後悔だけを嫌った俺たち 確かに後悔してないけど
俺あいつらにも あの子にも言ってないこと
ああ 思い出せた
20年経っちまったけど 今言わないとまた忘れるから
今言わせて 月日なんか気にせずに
いざ面と向かうと 言えなくなるのが俺の悪い所
でもあいつら解ってるから ずっと待ってくれるんだ
感謝しなきゃ駄目だなあって ほんと思うよ
いつもありがとな
返ってきたのは満面の笑みと 「気色悪い」という言葉
20年付き合ってりゃ それくらいわかってた
俺こいつらのこと 色んな意味で愛してんだなあ
まだやり残したことあるけど それはこいつらと一緒に
また駆け抜けて片付けよう 20年前のように
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