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EVE
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作詞 玖神 サエ |
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どれだけ叫べばそこに
あなたのところに届きますか
こんなに無力なあたしが
使える魔法があるというの
あなたの見つめる未来は
酷く真っ白な理想の國
あたしは眩しさに目を閉じ
あなたの背中を見失う
柔らかな日々の手触り
知ってしまったあたしはもう
閉じこもる日々に帰れない
世界が拒んでも
強かに闇を纏いゆく
あなたがいるはずの未来へ
変わり果てたあたしの姿を
あなたが分からなくとも
楽園の扉は開く
茨の荒野を泳いで
辿りついた ぼろぼろの
赤に塗(まみ)れたあたしに
どうか あなただけが気づいて
あなたは真っすぐ過ぎて
あたしはひどく戸惑うけれど
それでもその瞳にいつも
映してほしいと願ってた
はみ出す色をそのままに
描き出すのは明日の地図
鮮やかな空に掻き消され
あたしが呑まれても
くずおれる まやかしの器
掬い上げる術すらなく
罅割れる あたしの姿を
あなたが繋ぎ止めて
世界が閉じる時まで
強かに闇を纏いゆく
あなたがいるはずの未来へ
変わり果てたあたしの姿を
あなたが分からなくとも
楽園の扉は開く
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