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作詞 ちっち |
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あなたを探して猫背になって
なんだか背中を痛めたみたい
もっと近くで、って
欲張りすぎたのかな
揺れるピアスも、小指のリングも
ピンクブロンズのネックレスも
気付いてみたら
全部あなたがくれたもので
見えないの、どこにも無いの
いくら記憶をたどっても
失くしたの?それともはじめから無かったの?
あなたとふたり、笑った記憶
自転車の二人乗りも
分け合ったアイスクリームも
なんだかすべて他人事のようで
助手席も、口ずさんだ歌も
サイズの違うてのひらも
確かに繋がってたのに
あなたの名前を呼ばなくなって
何度かあなたを消そうとしたの
ずっと先までって
約束したはずなのに
好きな歌も、好きな映画も
好きなテレビ番組も
気付いてみたら
全部あなたが好きだったもので
見えないの、どこにも無いの
あなたに愛された日々の記憶
知ってるの、たくさんの愛をくれてたの
気にも留めずに流してただけ
初めて触れた唇も
何度も重ねあわせた肌も
どうしても捨てられなくて
散らばってる思い出のかけら集めて
輪郭をたどって、なぞって
消えないように繋ぐよ
会いたいよ
まっさきにあなたが浮かぶよ
泣きたいよ
本当は今も、情けないくらいあなたを
見つけたよ、ここにあったよ
隠れてただけの記憶のカギ
遅すぎた?本当はずっと前から気付いてた
素直になれないあたしでごめんね
屋上に続く階段も
開け放した教室の窓も
上り線のホームも、新橋駅も
笑う声も綺麗な指も
すべて包み込む優しさも
2003年10月5日も
本当は心の底から愛してたの
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