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君だけの詩
作詞 愛弓歌
朝靄に抱かれた街を見下ろす
窓辺で君は眠れない夜の終わりを迎える
爽やかに薫る今日は君を憂鬱にさせて
疼く心が枯れたはずの涙を紡ぐ

 誰も知らない
 誰も知らないと君は思っていて
 だからこんなに苦しくて
 どうしようもない
 どうしようもないと君が思いつめた
 言葉の欠片を投げつけてくれないか

  power of words 青臭い痛みだっていい
  君にしか描けない詩がそこにはあるから
  

朝焼けに抱かれる街に溢れる
子供のはしゃぐ声の中、霞む世界を眺める
動き出す今日はまるで君を置いていくようで
揺れる木陰に閉じたはずの心が痛む

 誰もわからない
 誰もわからない想いは切なくて
 だからこんなに苦しくて
 気づかれないよう
 わからないようにと作る笑顔さえも
 繕いきれずに切なさがあふれ出る

   
   だったら吐き出してみればいい
   意外と難しいことじゃないんだ
   そうやって紡いだ詩を投げれば
   世界の色は少しだけ変わるから


  power of words 青臭い痛みだっていい
  君にしか描けない詩はきっと世界に溢れて
  changing world 真っ赤な瞳が捉える
  朝焼けはさっきより澄んで輝いているから

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公開日 2012/06/06
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カテゴリ 綽吚
コメント 閉ざした心の鍵が頼りない言葉なら世界はいつでも曖昧に美しいのかなと。久々なんでストレートめに書きました。
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