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ツイオクの唄
作詞 翁草
 家路を急ぐ自転車が 赤いカラスを見て止まる
 PM5:00の無音の中で 
 僕はあの日の君に逢う
 何も知らずに無邪気に笑った
 つられてこっちも笑えてくるよ

 君の心は軋むペダル? いったい誰が言ったんだ
 そんなに嘆くことはない つまり「漕ぎ出せ」って事だろう

 君のことなんてわかりゃしない
 だって僕は君じゃない
 それでも自信を持って言おう 
 僕は正しい世界より
 臆病な君を選ぶでしょう


 掲げた両手は夕焼けを掴む あの日輝いてた君の真似
 あっちもこっちもオレンジ色で 
 僕だけ今は青空の下
 
 君の声は届かないって 本当に誰か言ったのかい 
 そんなに嘆くことはない 少なくとも僕の声は僕に届いてる

 目が眩んで痛いのは
 過去がまぶしいからじゃない
 君があの光をいつか
 “明日”と気付くその日まで
 僕は遠くで見ていよう


 夕暮れに沈む僕等を 世界は黙って見ているようだ


 君がどれだけ頑張っても
 叫ばないと気付いてくれない
 それでも自信を持って言おう 
 僕は正しい世界より
 臆病な君を選ぶでしょう
 
 “明日”に気付いたその時に
 僕は君の名前を呼ぼう
 

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公開日 2011/04/10
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コメント チャリ漕いで自宅へ帰る途中、空のなんと朱いこと。テーマ「声」に寄せて。(構成:ABSABSCSA′)
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