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籠の中の 幼子は
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| 作詞 土楽かなと |
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籠の中の 幼子は
刻を渡る事が出来ず
幼きまま 時をゆく
箱の中に お入りよ
暗くて 狭くて 嫌だよ
箱の中に お入りよ
それは 嫌だ お断り
僕は 箱には入れない
暗い部屋で
繰り返されるニュース
膝を抱えた
ぼっちな幼子
君は何を見ているの？
箱の中の 幼子は
周りを見ることもなく
幼きまま 無知でいる
籠の中に お入りよ
何で 僕は もういるよ
籠の中に お入りよ
変なの もう いるのに
僕は 籠の外にいるの？
広く彼方へ続く空
繰り返される悲劇喜劇
突っ立ったままの
寂しがり屋さん
君は何を考えてるの？
籠の外の 幼子は
居場所ばかり探して
幼きまま 彷徨い続ける
君が知っている人はもういないんだ
君が知っている日常は消えたんだ
君が知っている場所は既に
箱の中の 幼子は
じっと其処に立ったまま
周りの子が大人になるのを
虚ろな目で ただただ見ている
籠の中の 幼子は
身体だけ大人になって
いらない知識もたくさん持って
それでも 嗚呼 この子は
籠の中の 幼子は
刻を渡る事が出来ず
幼きまま 時をゆく
空想の世界は現実の世界
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