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センチメンタルギヤ
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作詞 じーむ |
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足元に咲く花は寒さに凍え 太陽の光は届かない
包み込んでいた手のひらに 冷たさはしんと溶けていく
立ち止まってしまった少女は 駅の階段に座り込み
人ごみに消える青年は 世界を灰色に塗りたくる
真っ白に染まった老人は 琥珀色の液体を静かに眺め
兎の耳をつけた男の子は 飛んでった風船を 見上げる
コーヒーがお気に入りの女性は 公園のベンチで本を読み
公園で歯を磨くホームレスは 太陽の光に涙する
涙に包まれた命が 笑顔でその一生を終え
笑顔に包まれた命が 大声で泣きながら世界を開く
少女の涙が からっぽを埋めた昨日が
青年の道に 色を加えた今日になり
老人が やり残した想いを叶えた今日が
男の子の元に 手紙が届く明日になる
時間は時に気まぐれに
時間は時に残酷に
時間は時に深々と
その刃を刻み付けていく
時間はいつでも
いつでも平等だ
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