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掌の中に
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作詞 hydrangea |
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終電にあわてて乗る
帰り道は一人で振り返る必要もないはずなのに
ついつい癖で振り向いてしまう
そこにあった顔を求めて
ぜんぜん後悔してない
そんな風に心で決めていたのに
癖として出る君との絆
君がのこしてくれたものは
いつだって夢のように輝いていたのに
君の言葉を信じていれば
俺がもう少し強かったなら
いつも握り締めているこの掌
握れる手もなくて彷徨うはずなのに
握り締めているそのわけは
手の中には君がくれたもの
「愛」がつまっているから
夢をかなえるその前に
逃げてしまったバカな俺を
君は受け止めてくれたのに
俺はそれすらも逃げてしまった
いつも許してくれる君に
俺はただ顔合わせできなくて
気づいたら避けるようになってて
いつのまにか君を失っていたんだ
君の優しさ感じていれば
俺はもう少し強くなれたのかな?
震える背中をなでてくれる君の手
そんな俺を慰めてくれる
こんなバカを許してくれる
君からうけとったすべてのものに
「愛」がつまっていたから
叶えられるはずの夢からも逃げ出して
守るはずの君を拒絶してしまって
俺は何を得たんだろう?
俺はどれだけ失っただろう?
俺の掌の中のすべて
形があるものじゃないけれど
それでもたしかに存在してるんだ
感じることができるんだ
君の痛み、優しさ
そして愛が
この掌の中にあるから
俺はそれを宝物にして
また君無き世界を歩むんだ
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