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妄想心音
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| 作詞 もやしっこ |
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この地球にある
たくさんの音
そのうちの一つは
僕の体にあるんだ
耳を澄まさないと聞こえやしない
でもそれは確かにこう言ってるよ
生きてるって
そう言ってる
この地球にある
一つだけの音
耳を澄ましても聞こえなくなった
無くなったのは君の中の音だった
今まではその音を聴けば
なんだって分かった
だから喋らなくったって
僕らは大丈夫だった
でももうないんだ
地球のどこへ行ったって
同じ心は
聞こえない
目を閉じたところで
見つかるのは一人分
目を開いたところで
見つかるのはたくさんの音
だけど音がありすぎて
もうなにも分からない
不安になって
悲しくなって
僕の音が乱れたとき
君の音が正してくれてた
弱くなって消えそうなとき
君が音を分けてくれてた
だからもう今の僕の音は
僕だけが作ったものじゃない
この地球からね
君の音がなくなったとき
気づいたんだよ
僕の心音が君の音を
ちゃんと引き継いでる
目を閉じて
耳を澄ましたときだけだけど
僕の心から君の音
ちゃんと聞こえるから
その音はたしかに
僕の中にあるから
忘れないでもっていけるよ
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