|
|
|
ガム、噛む
|
作詞 んをじ杞憂 |
|
きみは優しさの塊みたいな人で、私にはまぶし過ぎて。
素敵な言葉を紡ごうにも、意地や狡さが邪魔をして、傷付けることで補っていく。
忘れたくない事ほどすぐに忘れてしまう、明日の晩ご飯なんて、どうでもいいのに。
目と目向き合う。
きみの口から甘い苺の香り、さっき食べてガムの所為。
拒み続けて、明日しか見えなくて。
苺の香り、きみを昨日においてきて。
きみのガムの食べ方は、一粒口に入れて。
味が無くなると、もう一粒いれて。
全てのガムが無くなる頃には、体積を増やしたガム。
大きくなりすぎて、口にはもう納まらない。
明日になるとこの世が、昨日と何一つ、同じ所の無いよに、成っていればいいのに。
昨日の思い出と微かないたみを口に放り込み。
嗚呼、今日も終わる。
大きな物を抱き締めすぎたの。
今日も終わる、明日も終わる、苺の香りのガムと共に。
さよなら、甘い香りと、アクユウオァフレンズ。
|
|
|