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ガム、噛む
作詞 んをじ杞憂
きみは優しさの塊みたいな人で、私にはまぶし過ぎて。
素敵な言葉を紡ごうにも、意地や狡さが邪魔をして、傷付けることで補っていく。

忘れたくない事ほどすぐに忘れてしまう、明日の晩ご飯なんて、どうでもいいのに。

目と目向き合う。
きみの口から甘い苺の香り、さっき食べてガムの所為。

拒み続けて、明日しか見えなくて。
苺の香り、きみを昨日においてきて。

きみのガムの食べ方は、一粒口に入れて。
味が無くなると、もう一粒いれて。
全てのガムが無くなる頃には、体積を増やしたガム。
大きくなりすぎて、口にはもう納まらない。

明日になるとこの世が、昨日と何一つ、同じ所の無いよに、成っていればいいのに。

昨日の思い出と微かないたみを口に放り込み。
嗚呼、今日も終わる。

大きな物を抱き締めすぎたの。
今日も終わる、明日も終わる、苺の香りのガムと共に。

さよなら、甘い香りと、アクユウオァフレンズ。

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公開日 2004/07/03
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