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雨
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作詞 基嘴徒助 |
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約束の時間 君はまだ見えず 僕はガム一つ取り出す
五分後かな 君は走ってきた さぁ行こうか手ぇ取りなよ
揺れる電車が なぜか君の代わりってこと
今更になって この心はその事実捉えてた
わかるもんもわかんなくて ただひたすら走っていく
困難という名の出会いが 今の僕をいつの間にか
支えてる柱とは ようやく分かった気がする
午前0(ゼロ) 君は切った 一言残してきったんだ
「私たちやっぱりダメみたい」 何がダメだってんだ
貴重な時間のほとんど 君との思い出のため
僕は使い込んでった いや全部、なのに
わかるもんも見落として ただひたすら迷っている
舵も風も何もかも 暗闇に沈んでく
明日が残した道筋も 僕には多分見えなかった
「今」という船でただ彷徨い進んでいく
突然の雨に打たれて
泣き出しそうな僕を支える君は
もう傍にはいなかった
もう一度「今」を掴もうとして,君のベルを鳴らしてみた
ベルはいつまでも鳴り続いていくのに
雨は激しくなっていく,君は一度もベルを止めなかった
已まずに溢れ出る雫は 雨の音に掻き消されてった
それが「今」,僕を支えてる 一番大切な柱だったんだ
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