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黒の世界
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作詞 水無月あげは |
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街のノイズが耳を塞いで君の声を遮る
黒い月が上から見下ろし俺を嘲笑って
やっと見つけた時にははじけて塵になる
大切なものはいつでも脆くはかなくて
翼の折れた天使達がいくら泣き叫んでみたって
何も変わらない ただ虚しさが増すだけ
果てしなく続く逃げきれない闇 零れた弱音が
道を隠して戸惑いを呼び正気を壊していく
崩れた足下 必死でもがいてのばした手に触れたのは
誰かの誘惑と創られた優しさ 絶望
薄汚れた甘い言葉達は繰り返し使われて
曖昧な遠近感創りだし迷わせるばかり
長すぎる夜は独りくだらないウソに躓いて
擦りむいた傷から流れたものは何色をしていた?
悪戯な悪魔達が最後に見せた微笑みは
脳裏に焼き付いて はなれない
終わりのない闇と恐怖心が俺を追いつめていく
差しのべられた手はどれも疑えてつかめなかった
置き去りにして忘れたふりしてた弱さってやつが
再び目を覚まして泣きながら 彷徨いだす
苦しんで手にしたものさえ粉々に砕け散っていく
当たり前だったものも否定され消えていく
残されたものは確かなものなんかじゃなく
罪と傷跡 孤独と憂鬱 そして遠すぎる日々の記憶
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